2015 Summer

 

 毎年,お盆のころ(8月中旬)になると,「ペルセウス座流星群」の活動が活発になります。この流星群は毎年安定した活動を見せてくれるので,今年も多くの流星が期待できるでしょう。
 望遠鏡や双眼鏡のような機材を利用しなくても肉眼だけで楽しむことができるので,初心者の天体観測体験や小・中学生の自由研究の題材にも最適です。
 ほんの一瞬だけの輝きを見せ,夜空に吸い込まれるように消えていく流星。数ある流星群の中でも,最も華やかに出現するペルセウス座流星群を,ぜひみなさんもご体感ください。

ペルセウス座流星群 ペルセウス座流星群
 画像をクリックすると大きくなります 詳細はこちら


 ★「流星」ってなに?
 流星とは、宇宙から地球に落ちてくる小さなちりや大きな岩石などが大気に突入するときに高温となって光を出す現象です。それらの起源は小惑星や彗星の残骸だと言われています。


 ★「ペルセウス座流星群」とは?
普段は平均して1時間に数個程度の流星を見ることができます。しかし、ある決まった時期に、特定の方向(放射点という)からたくさんの流星が飛び出すように見られることがあります。これを「流星群」といい、「ペルセウス座」の方角から飛び出すように見える流星群を「ペルセウス座流星群」といいます。多いときには1時間に数十個の流星を見ることができます。1月のしぶんき座流星群、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群を3大流星群と読んでいます。


 ★いつ、どのようにして見たらいいの?
この流星群の出現期間は7/20~8/20のおよそ1か月です。今年(2015年)は8月12日(水)夜更けから8月13日(木)明け方頃が最もたくさん見られると予想されています。
ペルセウス座は、8月の中旬21時頃には北の地平線付近にあります。放射点は低いですが、流星は空全体で見られるので肉眼で広い範囲を見渡して探してみてください。