今月の星空

《10月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
6 下 弦 (22:48) 24  金星が西方最大離角
15 新 月  (2:55) 29 満 月  (5:24)
  部分月食 (5:14)
22 上 弦  (12:29)
  オリオン座流星群が極大

◆10月の星空案内 ◆

 日の入りの時刻もだんだんと早くなり、日増しに秋の深まりを感じるようになりました。この時期の夜空では、西の空にはまだまだ『夏の大三角』が見えています。そして、東の空には秋の星座が見えるようになりました。
  秋の星座を見つけるには、南東の空にある四角形の星の並びを目印にペガスス座を探すところから始めましょう。アルフェラッツ・シェアト・マルカブ・アルゲニブの4つの星でつくる四角形の星の並びは『秋の四辺形』とも呼ばれ、秋の星座さがしのガイド役になります。まず、アルフェラッツとマルカブを結んだ線を地平線の方にのばすとアルファベットのYの字のような星の並びを見つけることができます。この星の並びは『三ツ矢』と呼ばれ、みずがめ座を見つける目印になります。アルフェラッツとマルカブを結んだ線を三ツ矢からさらにのばしていくと、逆三角形の星の並びを目印にやぎ座を見つけることができます。次にシェアトとマルカブを結んだ線を地平線の方にのばすと1等星のフォーマルハウトがあり、これを目印にみなみのうお座を見つけることができます。フォーマルハウトは『南のひとつ星』とも呼ばれています。また、マルカブとフォーマルハウトの間に土星も輝いています。
  10月は『秋の四辺形』や土星をたよりに、秋の星座を探してみてはいかがでしょうか。
 水星(-1.3等前後) :おとめ座 観望に適さない。
 金星(-4.0等前後) :てんびん座 日の入り後、南西の低空で輝く。
 火星(0.3等前後) :ふたご座→かに座 夜半前、東の空に昇り、日の出前、南東の空高いところで輝く。
 木星(-2.6等前後) :おうし座付近 真夜中、東の空で輝く。
 土星(0.7等前後) :みずがめ座付近 真夜中、南の空で輝く。
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