6月の星空

《6月の天文カレンダー》


天文現象 天文現象
1 金星が西方最大離角 19 下 弦 (06:53)
3 上 弦 (12:41) 21 夏至(久留米市の日の出05:09日の入り19:31)
11 満 月 (16:44) 25 新 月 (19:32)

◆6月の星空案内 ◆

 今月は梅雨で曇りや雨の日が多くなり、星空を見ることができる機会が少なくなるかもしれませんが、星空ではまだまだ春の星座たちが輝いています。春の星座たちを見つけるには、まず北の空で7つの星を結んでできる「スプーン」のような星の並び「北斗七星」を見つけましょう。北斗七星をスプーンに見立てた時、持ち手の部分のカーブを南へのばしていくと、オレンジ色に輝くうしかい座の1等星アークトゥルスや白く輝くおとめ座の1等星スピカを見つけることができます。うしかい座は「ネクタイ」のような星の並び、おとめ座は「アルファベットのYの字」のような星の並びが目印です。北斗七星からアークトゥルスを通り、スピカまでのばしたカーブを『春の大曲線』といいます。また、アークトゥルスとスピカ、そして2等星のデネボラを結んでできる三角形を『春の大三角』といいます。デネボラには「ししのしっぽ」という意味があり、ここにはしし座を見つけることができます。1等星レグルスからのびる「?マーク」を裏返したような星の並び、『ししの大がま』を目印にして、しし座を見つけるとよいでしょう。
  曇りや雨の日が多い6月なので、なかなか美しい星空に出会うことができませんが、梅雨の晴れ間には『春の大曲線』と『春の大三角』を目印に春の星座たちを探してみてください。

水星(-0.4~-2.2等):おうし座→かに座 観測に適さない
金星(-4.3等前後):うお座→おうし座 日の出前、東の空で輝く。
火星( 1.2~1.5等):しし座 宵の頃、西の空に輝く。
木星(-2.0等前後):おうし座付近 観測に適さない。
土星( 1.1等前後):うお座付近 日の出前、南東の空で輝く。

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